ウォークマンSも防災ラジオも消える。ソニー生産終了2026夏、今買っておくべき製品リスト

白い布の上に置かれたソニーのウォークマンとカセットテープ

ソニーの公式サイトで、2026年夏に「生産完了・販売完了」となる製品のリストが静かに増えています。今回まとめて完了扱いになった中には、ウォークマンSシリーズ(NW-S315/S313)、ネックスピーカーSRS-NB10、ノイキャンイヤホンWF-C700N、そして防災の定番・手回し充電ラジオICF-B09といった、長年売れ続けてきた定番が並びます。

生産終了品の市場では、いつも同じことが起きます。「処分価格で安くなるもの」と「品薄でむしろ高くなるもの」への二極化です。実際に主要ショップの在庫と価格を調べたところ、今回もはっきり分かれていました。この記事では「いま安く買えるもの」と「欲しいなら急いだ方がいいもの」を、調査した実売価格つきで整理します。

今回販売完了になった主なソニー製品

製品型番カテゴリ市場の状況(2026/7/17調べ)
ネックスピーカーSRS-NB10スピーカー処分価格(大手で4千円前後まで下落)
ノイキャンイヤホンWF-C700Nイヤホン型落ち値下がり(8千円前後)
ワイヤレスヘッドホンWH-CH510ヘッドホン在庫限り(値動きあり)
ウォークマンSシリーズNW-S315/S313音楽プレーヤー品薄・値上がり傾向
手回し充電ラジオICF-B09防災ラジオ品薄・値上がり傾向
ICレコーダーICD-PX470Fレコーダー在庫あり(じわ高)
4K BDレコーダーBDZ-FBT2200レコーダー大手在庫ほぼ消滅
ポケットラジオ/CFexpressカード/ヘッドホンケーブル類SRF-T355K ほか周辺機器在庫限り

ここからは「買う価値が高い順」に紹介します。

処分価格の今が買い(値下がり組)

SRS-NB10 ネックスピーカー【この記事の一番のお買い得】

肩に乗せる「ネックスピーカー」の定番。テレワークの通話・深夜のテレビ・キッチンでの動画視聴と、イヤホンが疲れる場面で真価を発揮します。発売時は1.5万円クラスでしたが、完了予定入りを受けて大手家電店で4千円前後の処分価格に。この手の「ながら聴き」デバイスは後継が出ないままカテゴリごと消えることも多く、公式に後継機なしとされている点も含め、欲しかった人には文句なしの買いどきです。

WF-C700N ノイズキャンセリングイヤホン【型落ちで狙う】

「軽い・小さい・ちゃんと消音」で人気を集めたノイキャン入門機。後継のWF-C710Nが現行のため焦る必要はありませんが、C700Nは型落ち処分で8千円前後まで下がっており、ノイキャン入門のコスパとしては現行機より上です。カラー在庫は偏り始めているので、色にこだわる人はお早めに。

WH-CH510 ワイヤレスヘッドホン【在庫限り】

最大35時間再生の軽量ワイヤレスヘッドホン。こちらは後継のWH-CH520が現役なので「どうしてもCH510がいい」人向けですが、在庫限りのため見つけたら確保を。価格は店舗による差が大きいので、リンク先で比較してから買うのがおすすめです。

欲しいなら急ぐ(品薄・値上がり組)

ウォークマン NW-S315/S313【“安いウォークマン”の最後】

Sシリーズは「スマホを持たせずに音楽だけ聴かせたい」用途——子どもの英語学習、通学、ランニング、車載——で長年選ばれてきた、実質最後の“普及価格帯ウォークマン”です。今後ウォークマンは5万円級の高級機(A300シリーズ等)だけになるため、この枠の代替がありません。

正直に書くと、すでに価格は上がり始めています。調査時点で16GBのNW-S315が2.5万円前後と、発売当時の実売(2万円前後)を上回る店が目立ちます。下位モデルの4GB版NW-S313にいたっては、容量が少ないのにS315と同等かそれ以上の値がついている店もあり、プレミア化がはっきり表れています。「プレミア価格でも音楽専用機が必要」な事情がある人だけ、複数店舗の価格を見比べて判断してください。用途がゆるいなら、他社のMP3プレーヤーという選択肢もあります。

ICF-B09 手回し充電ラジオ【防災リュックの定番が終了】

手回し充電・防滴・スマホ充電対応で、防災士の推薦リストにも常連だった非常用ラジオの定番。9月の防災の日を前に需要が高まる時期の生産終了なので、品薄の進行は早いと見ています。こちらも価格は上昇傾向(調査時点で1.4万円前後)のため、定価感覚との差は要チェック。ただ「災害時に確実に動く1台」を今のうちに備えたい人にとって、選択肢が消える前の最後の機会です。

ICD-PX470F ICレコーダー【会議・取材の定番】

乾電池でも動くステレオICレコーダーの定番機。会議録音・習い事・ボイスメモ用に「とりあえずこれ」と言われてきたモデルです。スマホ録音で足りる人には不要ですが、仕事道具として使っている人は、買い替え・予備の確保を今のうちに。

CFexpress CEB-G128【カメラマンは在庫確保を】

ソニーの高速メモリーカード「CFexpress Type B」の128GBモデルも今回の完了品です。α9・α1などで高速連写やRAW動画を撮るユーザーには実用上の必需品で、純正カードは動作保証の安心感から使い続けている人が多いカテゴリー。汎用性の高い日用品ではないぶん、必要な人にとっては「あるうちに確保」の優先度が高い一品です。容量違い(512GBのCEB-G512など)も同時に完了予定なので、大容量が要る人は合わせてチェックを。

買い逃したら?新品で買える「後継モデル」

完了品の在庫が消えても、イヤホン・ヘッドホンには現行の後継機があります。「生産終了品を追いかけるより、新品で長く使いたい」人はこちらが安心です。ノイキャン性能や再生時間はむしろ後継機のほうが上です。

WF-C710N【WF-C700Nの後継】

値下がり中のWF-C700Nの後継にあたる現行ノイキャンイヤホン。ノイズキャンセリング性能・音質・外音取り込みが正常進化しており、「型落ちを安く」より「新品で数年使いたい」派はこちら。価格はC700Nの処分価格の倍ほどですが、それでもノイキャン機として十分お手頃です。

WH-CH520【WH-CH510の後継】

在庫限りのWH-CH510の後継。最大50時間再生・マルチポイント接続(2台同時待受)に対応し、7千円前後という価格は据え置きのまま中身が進化。「安くて軽いワイヤレスヘッドホンが新品でほしい」なら、無理に旧CH510を探すよりこちらが素直な選択です。

買う前に知っておくべき3つの注意

  • プレミア価格に注意: 生産終了品は一部ショップが強気の値付けをします。この記事の調査価格(2026/7/17時点)と大きく違う場合は、複数店舗を見比べてから
  • 保証は通常どおり: 販売完了=サポート終了ではありません。メーカー保証や修理対応は所定の期間継続されます(部品保有期間には限りがあります)
  • 「なくなるから買う」は罠: 使う予定のないものを在庫不安で買うのは賢い買い物ではありません。この記事で「急ぐ」を勧めているのは、代替が存在しない製品(ネックスピーカー・普及価格ウォークマン・手回しラジオ)だけです

よくある質問

生産完了と販売完了はどう違う?

メーカーでの生産が終わるのが生産完了、メーカーからの出荷が終わり市場在庫のみになるのが販売完了です。どちらの場合も、店頭・通販の在庫がなくなり次第入手困難になります。

買った後の修理やサポートは受けられる?

受けられます。メーカー保証は購入日から通常どおり有効で、修理対応も部品保有期間内は継続されます。ただし生産終了から年数が経つと部品切れで修理不可になることがあります。

ウォークマンSシリーズの代わりになる製品は?

ソニー内では5万円前後のA300シリーズが最も近い現行機ですが、価格帯がまったく異なります。「音楽再生だけできれば良い」なら他社製MP3プレーヤー、「学習用途」なら中古のSシリーズも選択肢です。

イヤホン・ヘッドホンは終了品と後継機、どっちを買うべき?

「とにかく安く」なら処分価格の終了品(WF-C700N・WH-CH510)、「新品で数年使いたい」なら後継機(WF-C710N・WH-CH520)がおすすめです。後継機はノイキャン性能や再生時間が向上しており、価格差ほどの性能差以上の満足感があります。

※価格・在庫は執筆時点(2026/07/17)の調査に基づきます。生産終了品は価格変動が特に激しいため、必ずリンク先で最新の価格をご確認ください。